reportラオス国保健研究強化(報告)
活動報告です

ホーム > ラオス国保健研究強化(報告) > 2016年 2月 ラオス予備調査実施報告 (東)

2016年 2月 ラオス予備調査実施報告 (東)

2016年 ラオス国 予備調査実施報告
平成28年2月21日から28日までの8日間、当研究科野中准教授、院生高橋、東の3名で「ラオス国のマラリア及び重要寄生虫症の流行拡散抑制に向けた遺伝疫学による革新的技術開発研究(SATREPS)」に関わる研究業務の一環としてラオス国を訪問しました。今回の出張では、現地の研究協力者への研究内容説明と協力依頼、現地での予備調査の実施を目的としており、その実施内容と所見をここに報告します。

 各研究協力者への研究内容の説明と研究協力依頼は、ビエンチャンのラオス国立パスツール研究所SATREPSプロジェクトオフィスとサバナケット県のマラリアステーションにてそれぞれ実施しました。各研究協力者より、僕の研究の内容の弱い所、改善点等のアドバイスを頂いたので、それらを踏まえて自身の研究の修正・改善を行っていきたいと考えています。
  
 予備調査は、セポン郡病院、セポン郡内のヘルスセンターにて、各スタッフへのマラリアに関する質問、患者記録や各施設が所有するデータ等からマラリアに関する情報を収集しました。それにより、各施設や各スタッフのマラリア対策の方法や問題点、マラリア患者の現状等を知ることができました。
  
 今回の出張は、研究協力依頼、予備調査と初めて経験することばかりでした。自身の準備不足も相まって、思うように進まないこともありましたが、それ以上に得るものは多くありました。今回得られたことを研究に活かしていけるよう精進していきます。また、出張を通して、研究は周りの協力があってこそ実施できるものだと改めて感じました。周りの人への感謝と還元を忘れずに、これから研究に取り組んでいきたいと思います。
(博士課程前期1年 東 雅史)