reportラオス国保健研究強化(報告)
活動報告です

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ラオス 母親の出産経験認知に関する本調査実施

ラオス農村部における母親の出産経験認知に関する調査の実施

期間:平成28年2月21日~3月6日
場所:ラオス国サワンナケート県セポン郡
国立国際医療研究センター、国際医療協力局からの研究のご支援を頂き、母親の出産経験認知に関する調査を実施しました。ラオス公衆衛生研究所、サワンナケート県保健局、セポン郡病院の各スタッフとともにセポン郡の21村を訪問し、母親を対象とした質問紙調査を行いました。

  


 

2016年 2月 ラオス予備調査実施報告 (東)

2016年 ラオス国 予備調査実施報告
平成28年2月21日から28日までの8日間、当研究科野中准教授、院生高橋、東の3名で「ラオス国のマラリア及び重要寄生虫症の流行拡散抑制に向けた遺伝疫学による革新的技術開発研究(SATREPS)」に関わる研究業務の一環としてラオス国を訪問しました。今回の出張では、現地の研究協力者への研究内容説明と協力依頼、現地での予備調査の実施を目的としており、その実施内容と所見をここに報告します。

 各研究協力者への研究内容の説明と研究協力依頼は、ビエンチャンのラオス国立パスツール研究所SATREPSプロジェクトオフィスとサバナケット県のマラリアステーションにてそれぞれ実施しました。各研究協力者より、僕の研究の内容の弱い所、改善点等のアドバイスを頂いたので、それらを踏まえて自身の研究の修正・改善を行っていきたいと考えています。
  
 予備調査は、セポン郡病院、セポン郡内のヘルスセンターにて、各スタッフへのマラリアに関する質問、患者記録や各施設が所有するデータ等からマラリアに関する情報を収集しました。それにより、各施設や各スタッフのマラリア対策の方法や問題点、マラリア患者の現状等を知ることができました。
  
 今回の出張は、研究協力依頼、予備調査と初めて経験することばかりでした。自身の準備不足も相まって、思うように進まないこともありましたが、それ以上に得るものは多くありました。今回得られたことを研究に活かしていけるよう精進していきます。また、出張を通して、研究は周りの協力があってこそ実施できるものだと改めて感じました。周りの人への感謝と還元を忘れずに、これから研究に取り組んでいきたいと思います。
(博士課程前期1年 東 雅史)


 

母子保健に関するインタビュー調査の実施

母子保健に関するインタビュー調査の実施

 2015年6-10月の間ラオスに滞在し、農村地区にて調査を行ってきました。ウンターパートであるラオス国立衛生研究所や現地保健局の協力を得て、準備を進め、ラオス南部地方のサワーナケート県の村を訪問し、インタビュー調査を実施しました。
 インタビューでは出産歴のある女性とその家族に集まっていただき、「どうして自宅で出産したのか?医療施設で出産したのか?」といった質問を行いました。これらの回答から出産場所選択にはどのような要因やプロセスが影響しているのかを分析、考察したいと思っています。
(修士課程 佐藤)

 


2016年2月 ラオス予備調査(『マラリア及び重要寄生虫症の流行拡散制御に向けた遺伝疫学による革新的技術開発研究』)

 2016年2月21日から約1週間、予備調査のため当研究科野中准教授、院生東、高橋の3名で、ラオスの首都ビエンチャンおよびサバナケット県を訪問しました。ラオス国における『マラリア及び重要寄生虫症の流行拡散制御に向けた遺伝疫学による革新的技術開発研究』の研究業務の一環です。
 現地の共同研究者と打ち合わせを行うと共に、マラリア発生やその対策の動向、公的医療機関における診療プロセスならびに診療録からとれる情報の確認等を行いました。研究の実施可能性を確かにし、意義あるものとするための貴重な情報を得ることができました。今後、研究計画の修正、実施に活かしていきます。(博士後期課程 高橋)

ラオス 母子保健研究事前調査

ラオス母子保健研究パイロットスタディ
 

日時:2014811日~816

場所:ラオス人民民主共和国ヴィエンチャン、サバナケット県、セポン郡

内容:母子保健研究の事前調査をラオスサバナケット県で行いました。本研究で使用予定の尺度について、ラオスにおける出産の社会的・文化的背景と照らし合わせながらラオス側研究者とディスカッションを行いました。また、実際にセポン郡の4村へ入り、質問紙調査を実施しました。